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ウィステリアNEWS 2002                                                  戻る

今年1年ありがとうございました

 ホームページを公開して早いもので1年が経ちました。約1年間で7000カウント以上に達し、正直驚いています。私共の経歴や活動、作品をこんなにも大勢の人に見て頂くことが出来嬉しいとともに責任も感じています。
 最初はそれ程反響があるとは思わなかったのですが、徐々に商品に対するお問い合わせ等が来て有り難い事だなーと思っていたら、ご注文までも頂く事ができ、苦労してホームページを作って良かったなーと感じました。
ご注文くださったお客様有難うございました。
 これからも月1程度はHPの更新をしますので、またご覧ください。 


こんな物も作ってます  2002年12月

紙芝居舞台 これは、当工房の委託販売先のハンズショップ“れもんぐらす”様を介しての注文で、「ボランティアでお年寄りや子供達に見せる手書きの紙芝居の舞台を作ってくれないか?」とご相談を受け製作したものです。
市販のものではサイズが合わないためのご注文です。
初めての製作なので、かなり悩んだのですが何とか完成しホッとしました。
この様な家具以外の木製品もお作り致します。ご相談お待ちしています。


イベント終了  2002年11月

小椅子
バッカリ市

 11/4〜16の“れもんぐらす”企画展と11/9・10のバッカリ市の「アート市」出店が終了致しました。お越しくださったお客様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
 “れもんぐらす”の企画展には新作小物4点、新作小椅子とソファー、デスク等を出品しました。 小物類は2種類の違う色の木を組み合わせ「小さくても存在感のあるものを」と言うコンセプトで開発しました。基本的にはシンプルですが、ディテールにこだわり、これまでの物と比べ少し形に遊びがあって楽しい小物になりました。
 同時展示していた陶器、鉄製品ともマッチして、お客様にも好評を呼び、またご注文頂くことができました。 ありがとうございました。 
 バッカリ市の「アート市」には定番小物と、参考として木馬、“れもんぐらす”企画展にも出品した新作小椅子を展示しました。 
 この小椅子は定番子供椅子のBタイプを大きくして、大人用でちょっとした休憩や短時間の書き物やパソコン作業に使えるように製作したもので、可愛さを残す為、背もたれを小さいままにしました。小椅子なのでゆっくりとくつろげるものではないのですが、お尻と背中の当たりが意外にしっくりと馴染み、可愛く、面白いデザインなのできっと楽しい空間を演出してくれるものになるでしょう。
 バッカリ市では昨年同様、低額商品ではない手作り木工品はなかなか販売には結びつきませんでしたが、沢山のお客様に見ていただくことができ、様々なご意見を聞く事ができたのが収穫でした。

新作小物については作品紹介3


映りましたっ!!  2002年10月

 先月のNEWS(下)で紹介したテレビの事ですが、なんと私も映りました! まあ映ったといってもほんの数秒でしたが・・・。 映ったシーンはウィステリア製作のダイニング⇔座卓可変テーブルの変更シーンでした。 それも早回しで映ったので偶然その番組を見ていた身内である姉も私の事を気付かなかったと後で知りました・・・。トホホ


テレビ取材の見学に行ってきました  2002年9月

 都会の中の狭小住宅、15坪という制約の中で生活スタイル重視(趣味中心)の新しいスタイルで、住み手と建築家のこだわりの住宅である加藤邸に1年半程前に家具製作という形で携わり、その縁で親しくさせていただいているのですが、“ウィステリアNEWS”2001年8月でもお知らせしたように雑誌等のメディアに数回紹介されたわけですが、今回はテレビの撮影があると聞き見学に行ってきました。
あわよくばチラッと映っちゃたりしたら嬉しいな〜と思って行ったのですが・・・。
 番組の内容は、“面白住宅”の建て主の加藤様がスッタフの方の質問に答える形で建物内、外部の様子を紹介するという形です。
映るのは5〜8分位の長さらしいのですが、実際の撮影は5時間以上のもので途中撮影器材のトラブルがあり2日間に渡って行われました。 5分程度映ると聞いていたのでいいとこ2時間くらいの撮影で終わると思っていたのですが、細部にまで気を使い入念に撮影される様子に驚き、又感心しました。 普段何気なく見ているテレビですが、その裏には大変な時間とスッタフの人々の苦労があるんだな〜とはじめて知ったのです。 聞く所によると1分の放映には1時間の撮影があるといいます。1時間分撮った映像を1分に編集するようです。
 私と共に見学した建築家の桑山様も一緒に2カットほど撮影されたのですが、現場の雰囲気を読むと98%の確率で編集でカットされることでしょう・・・・。残念無念!!

テレビ放映予定日 10月20日(日)テレビ朝日I午後2時〜3時55分

※今月発売の『男の隠れ家』(11月号)にも載っています

TV取材-加藤夫妻 TV取材-ダイニングセット
取材を受ける加藤夫妻 当工房製作のダイニングセット

新作ソファー完成  2002年8月

ソファー このソファーは、「腰の悪いお年寄りの為の椅子を・・・」とのお客様からのご依頼により製作したものです。あまり背の高くないおばあさんが使うので、低座で、長時間座るので安楽性の高いものという条件でした。
 初めはかなり悩んだのですが、良く考えてみたら、誰でも(腰の悪いご老人でなくても)このような条件の椅子は座りやすく、本当にくつろげる物なのではと思いました。自分も座りやすい椅子を考えデザインすれば、きっと喜んでもらえるはずと信じてご提案し、製作することになったのです。
 写真は片肘タイプの椅子を並べた物ですが、その他に両肘タイプ、フットスツールもデザインし製作しました。

詳細は作品紹介2


椅子作りの工程  2002年7月

 今回は椅子製作の手順を紹介したいと思います。
 箱物(棚・チェスト類)などは、10分の1の図面を描いて製作に入るのですが、椅子の場合はデザインの他に座り心地という点も考慮しなければなりません。その為、次のような工程で作業を進めます。

デザイン、原案のラフスケッチ

5分の1の図面

5分の1の模型(バランス確認)

原寸の角度模型(座り心地確認)

原寸図面

椅子の製作

 上記のように、椅子作りは結構時間と労力が掛かるものです。
よく、1脚の椅子を考え製作するのは10脚椅子を作るのと同じだけ時間が掛かると家具屋仲間は言っています。時間、労力以上に大変なのは最初の原案で、コスト・デザイン・座り心地・構造・材料・・・・といろいろ考える事がありなかなか原案を図面に落とす事ができないのです。
 そんなふうに悩み、時間を掛け作った椅子は出来上がると本当に嬉しいのですが、「これぞ椅子だー!!」と100%満足いく物は今だ作れていません。
まあ満足してしまったら向上しないのでしょうが・・・。
でも、いつかはある程度自分でも満足がいき、なお他人にも評価される“ウィステリア家具工房の椅子”を作りたいと思っています。


北海道に帰省しました  2002年6月  

 6月19日から25日の間お休みを頂きました。
 その間、工房をお訪ねいただいたお客様にはこの場を借りてお詫びいたします。また、ご注文いただいているお客様にはお待たせする事になり、申し訳ございません。
 私にとっては3年振りの北海道で、職業訓練校時代の友人・知人の工房を訪ねることが出来、近況報告や情報交換をし、楽しい時間を過ごす事が出来ました。東京で工房を始めて3年経ち、こちらでも親しい人も出来ましたが、訓練校時代の気の置けない仲間との交流で、リフレッシュ出来たような気がします。
 


車、購入!!  2002年6月

ステップワゴン 車を購入したと言っても見てのとおり、型落ちの中古車です。貧乏木工家としては新車など買える訳もなく、目を皿のようにして、中古車情報誌で格安車を探し出しました。前の車が14年も乗り16万キロ走った為、かなりガタが来てやむを得ずの購入でした。
 この車(ステップワゴン)の良い所は、車内が広く、そしてシートがフラットになり荷物がたくさん積めるので、家具の配送にはとても都合が良い点です。それと旅行の時、家族と共にウッディ君(犬)も一緒に連れて行くことが出来るのです。
 前の車はエアコンの故障で夏は地獄のドライブだったので、今年の夏はこの車でのお出掛けがとても楽しみです。


丸テーブルを作りました  2002年5月 

丸テーブル裏 今月、オーダーで丸テーブルを製作いたしました。
 大きさは120φ(直径1m20cm)のビックなテーブルです。これだけ大きいと玄関ドアから入らないおそれがある為に、天板と脚部は分解式にしました。当工房では基本的にテーブルは小型の物を除いて分解式にしています。たとえ依頼されたお客様の家に入ったとしても、長く使える家具ですので引越しや譲渡も考えなければと思っています。
 120φのテーブルだと4〜5人が使えます。四角よりもお部屋のスペースは取りますが、家族全員の姿が目に入り、楽しく食事が出来そうに感じられます。又、お部屋がソフトな印象に変わります。スペースに余裕があるお宅にお住まいの方にはお勧めしているテーブルです。

詳細は作品紹介1


[100盆繚乱]展 終了  2002年4月

100盆繚乱展 4月29日に、クラフトギャラリー「傑山」にて12日間にわたり開催された第2回木工房シリーズ[100盆繚乱]展が終了いたしました。
足をお運びいただいたお客様、有難うございました。
 昨年の8月にお誘いを受け、出展することにし、その時は8ヶ月以上も時間がありのんびり作ろうと思っていましたが、結局作品が出来たのがギリギリ前日でした。
小学生の頃より夏休みの宿題は始業式の前日の夜に冷汗をかきながらやった事を思い出しました。「三つ子の魂百まで」ですね・・・。 


漆に挑戦  2002年3月

 漆塗り中来月の[100盆繚乱]展に出展するお盆で、初めて漆塗りに挑戦しました。
家具作りを始めてすぐの頃、“漆塗りセミナー”に参加し準備はしていたのですが、工房のスペースの問題や忙しさもあり、なかなかできずにいたのです。 今回の展示会参加を機会に拭き漆に挑戦してみよう!という気にやっとなったのです。
 やってみると、これまでウィステリアでやっていた塗装法のオイルフィニッシュの数倍、素地の研磨や取り扱いが大変で、時間がかかりましたが、仕上がった製品はオイルと違った漆の良さ、美しさのある物になりました。
 でも、漆は手間がかかり、価格に反映されてしまうのが難点ですね・・・。


額に飾る物  2002年2月

櫛額 こうがい額

 今回、挿し花教室を主宰され、空間デザインの仕事などもなさっている“ら野舎”浦野様からの依頼で、櫛、かんざし、こうがいを飾る額を3つ製作しました。
 これは浦野様宅で、当工房製のくり抜き額に櫛を入れディスプレイしている物を見て、「自分のうちにも母や祖母が使い大切にしていた櫛が箱の中で眠っているが、うまく飾れないだろうか?」とお二人の方から相談をうけ、浦野様がコーディネートする事になった物です。
 中のものを引き立てる役の額ですので強く主張はしないが、しかしそれに負けない個性とバランスを話し合い作ったのですが、バックの和紙と、中の配置、バランスなど浦野様のコーディネートが素晴らしく、実際中に櫛などを入れ飾った物を見て、製作した者としてとても嬉しい気持ちになりました。
 額に飾る物と言うと、写真やポストカードなどを思い起こしがちですが、引出しの奥で眠っている自分にとって大切な物、思い出の品を、このように額に入れ目に触れるところに飾るのも素敵なことだなぁと感じた仕事でした。


こんな材あります  2002年1月

 私達は通常、材木は、北海道の家具用木材専門店より15〜25センチ程度の幅の板材を入手し使用していますが、幅広の材(テーブル用等に)が必要になった時や、良材が入荷したとその材木屋さんから連絡が入った時など教えてもらい購入しています。
 今回の写真の材はすぐ使用できる状態の材です。この材木で何か作って欲しい方いらっしゃいましたらご連絡ください。また、「こんな材木はないのか?」などのご質問ありましたらお気軽にメールください。

ニレ材 ニレ材 一枚板 (1600×840×50)

テーブル用に入手した材で、4人がけのダイニングテーブル、座卓にしたらピッタリです。和室にも洋室にも馴染む落ち着いたこげ茶色に仕上がります。
扇形のセン材 扇形のセン(1900×560×50)

形が面白く購入した物です。形が変わっているのでなかなか用途に合う事がなく、作業場の隅に長くいます。
だれか良いアイデアありませんか?
タモ材 【上】タモ(2100×630×40)
素直な木目の良材です。文机やコーヒーテーブルに使用するのにちょうど良い幅だと思います。

【下】桂(2500×480×40)
杢が出た貴重な材です。これも文机、コーヒーテーブルに良い幅の耳付きの材です。

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