ウィステリアNEWS 2006 |
師走 2006年12月
今年も終わりです。
今年一年様々なお仕事をさせて頂き、また展示会もする事が出来、まずまずの1年でした。
しかし、今年もHPの更新が滞りがちでした。 今月も師走の慌しさで30日にNEWSを書いています。
でも、まだ仕事が終わっていません。 明日納品の仕事の残りを頑張っているのです。
来年も宜しくお願い致します。
持ち込み材の加工 2006年11月
右の写真は先日完成した座卓の写真です。
オイル仕上げ2台、拭き漆2台の4台製作致しました。
この材は欅で、お客様のご自宅の庭に立っていた木を伐採し製材したものをお預かりしました。
お話を頂いたのが約1年前で、御見積りをし、新木場で人工乾燥し、やっと完成したのです。
加工してみて感じたのは、人工乾燥をすると、材が硬くなるなと言う点です。これまで数回欅を加工しましたがどの材も“天然乾燥のみ”だったので、硬いけれども粘りみたいなものが手に伝わってきたし、鉋の切れも良かったのですが、今回は只硬く粘りが感じられませんでした。たぶん人工乾燥で油(樹脂)分が抜けてしまった為では?と想像しています。色に関してもほんの気持ち艶が落ちたかも?と言う印象です。そのかわり狂いはあまりおきませんでした。
今回、人工乾燥の良い点や欠点がよく理解でき勉強になり、また、漆の難しさも再確認する事になりました。
木工をはじめて10年弱、まだまだわからない事も多く謙虚にそして直向きに努力をしていかなければダメだと実感した仕事でした。
展示会の終了 2006年10月
10/4〜9の6日間に亘って行われたウィステリア家具工房展が終了致しました。
案内状をお送りした方やHPをご覧になった方又は黒茶屋さんにお食事に来た方などたくさんのお客様に御越し頂きありがとうございました。
今回、自然溢れる緑の中の会場であり、重厚で歴史を感じられる建物での展示で、最初は我が工房の家具に合うのだろうか?と疑問に感じたのですが、実際家具を設置してみると見事に調和し、趣のある展示が出来ました。
短い準備期間のわりには新しい試みが出来たし、作品の完成度や会場作りにもそれなりに満足をしています。
もちろん問題点も多々ありますが、自分では及第点を与えられるのでは?と思っています。
終了して今日で3日経つのですが、疲れも溜まっているし、気が抜けてしまい展示室はグチャグチャ、工房は荷物が散乱状態で「お客様が来たらどうしよう!」と言う感じです。
どうにか気持ちを切り替え通常営業に戻さなければいけません。
家具ご注文のお客様、状況をご理解の上、もう少しお待ち下さい。
アートフェスティバル風景 2006年9月
9月10日(日)残暑厳しい中 第1回福生アートフェスティバルが開催されました。
当工房は定番小物とTELスタンド、ちゃぶ台を展示しました。
フェスティバル自体はかなりの賑わいで盛況でしたが、ウチの売り上げは・・・。
野外のテント販売では値段が1桁違うようでした。
出品作品 2006年9月
来月の展示会の新作ですが、ちゃぶ台2台・スツール数台が拭き漆仕上げです。
オイル仕上げのものではキャビネト・椅子等を出す予定でいます。小物については定番品を販売致します。
只今、最後の追い込み中です。 注文品と平行して椅子を作っています。
お時間のある方は是非御越し下さい。
なお、メールにてご住所をお知らせ頂ければ案内状をお送り致します。(9月末までに)
第1回 福生アートフェスティバル開催 2006年8月
米軍横田基地に接し、かつてはリトルアメリカと呼ばれた福生。
60年代はアメリカ文化の発信地として栄えた町ですが、現在は国道16号線沿いに個性的な雑貨や家具、服飾店や飲食店が立ち並び、不思議な雰囲気を醸し出している町です。
そんな場所に今回多摩地区を拠点に活動しているアーティストやクラフト作家が集いアートフェスティバル開催の企画が立ち上がりました。
ウィステリア家具工房では1ブースを借り、クラフト小物や家具の展示販売を行います。
日時は9月10日(日)10:00〜16:00 雨天の場合は9月17日(日)
第2ゲート近くの「韮菜万頭」前駐車場 参加は木・鉄・皮・布作家や天然酵母パン・屋台料理等
詳細はコチラ
主催/後援 際コーポレーション http://www.kiwa-group.co.jp/
展示会のお知らせ 2006年7月
今秋、10月4日(水)〜9日(月)の間、あきる野市小中野 「ギャラリー糸屋」にて、家具展示会を開催致します。
場所はウィステリア家具工房から車で30分程の所にある炭火・山里料理の黒茶屋内、茶房糸屋2階のギャラリーです。
昭和初期に建てられたクラッシックなムードの会場なので今回は数点拭き漆の家具を出品致します。
その他、定番品や新作の椅子も開発中です。
秋の行楽シーズン、奥多摩や桧原村観光のついでにお立ち寄り下さい。
時間 午前10:30〜午後5:00 会期中の直通電話042−595−1790
黒茶屋 http://www.kurochaya.net
展示販売中 2006年6月
6月25日(日)〜7月9日(日)の間、青梅線牛浜駅東口の「すまる」にて、“Art Tシャツ展”が開かれます。
今回は縁あって展示備品として、ウィステリアの家具が置かれております。
同時にクラフト品の販売もしてます。
お近くにお住まいの方は是非お立ち寄り下さい。
展示品はテーブル、ベンチ、椅子、TELスタンド、本棚です。クラフト品は定番のものが一揃え展示されています。
※展示期間中は上記の家具は展示室にありません。(ちょっと寂しい展示室です)
Multi-Cultural Shop すまる http://www.mcs-sumaru.com/
“Art Tシャツ展”〜つながり〜
テーマ「二人」を基に複数のアーティストが製作したTシャツを発表し販売致します。
各々異なる感性の集合がどの様な表現を見せるか楽しみな企画です。
框組みの箱 2006年6月
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このBOXはナイトテーブルとしてベットサイドで使う為にご依頼頂きました。
材料はミズナラと底板・内部箱にシナ材を使いました。
天蓋は2分割で片側の上に目覚まし時計や眼鏡などの小物を置き、片側は蓋として使いますが
両方とも開きますのでどちら側に置いても使えるのです。
内側にはスライド式の浅いトレーがあるので内部にも小物を収納できます。
デザインは「框組みの李朝のバンダチ」と言ったところでしょうか・・・。
私としては結構気に入ったので細部を煮詰めて定番化したいのですが・・・需要があるのかな?
新作の鏡 2006年5月
写真は先月製作した新作の鏡です。
鏡のサイズは定番の物と同じで、材はミズナラです。
定番はナラとウォールナットの組み合わせで角度もついているのでちょっと派手だったので
今回はどんなお部屋にも合うシンプルなデザインにしました。
写真では若干分かりづらいのですが、縦の材は蒲鉾型に削っているのですが
そこがポイントで最近好んで使う面の処理です。
鏡のご購入の半数位が新築祝い等のご贈答用です。
ラッピングも致しますので皆様ご検討下さい。
※鏡の特注もお受け致します。希望のサイズ、デザイン、材木をお知らせ下さい。
タモ材の購入 2006年4月
先日久しぶりにタモ材を購入しました。
最近タモ材での製作が増え、手持ちの角材や27ミリ板の在庫が減った為注文しました。
我が工房けっして広い方ではないので、材木の置き場に困っています。
7年間の間少しずつ購入した材が貯まり、もう限界状態です。
さて、この材木の山をどう収めましょうか?
拭き漆 その後 2006年3月
写真の様に無事塗り上がりましたが、結露で障子が見事に剥がれました。
ビニールコーティングの破れにくい障子に変えたのが失敗でした。
破れにくいのですが通気性がないのです。
その為、高温、加湿状態だと窓と障子両方共結露してしまうのです。
冬の漆はいろいろあり大変でしたが良い経験になりました。
久しぶりの拭き漆 2006年2月
2月初めより製作に入っていたダイニングテーブルとベンチが最後の塗装に入りました。
材はお客様持込の欅材での製作です。
デザインはケヤキに拭き漆という事で直線・直角で装飾無くカチッとしました。
塗装は作業場では埃、湿度、温度の調節が難しいので自宅6畳の和室に作業用シートを全面敷き、簡易漆風呂を作りました。
今のところ、1回目の下塗り状態ですが、ケヤキの導管が強調され、なかなか良い感じです。やはりケヤキは拭き漆が1番合うと思います。
あと4〜5回塗り重ねれば艶ピカに仕上がることでしょう。
塗り上がったら作品紹介にUPします。
しかし、問題が!!加湿と加温で窓や障子が結露でビショビショ状態。早く塗り上げねば大変な事になりそうです。
子供椅子リニューアル 2006年2月
1月末の仕事はちょっと在庫の少なくなった子供椅子の製作でした。
この子供椅子ですが、もう6年位作り続けているのですが昨年1月より若干デザインの変更をしております。
写真左Aタイプの背を幅広板(180mm)にして安定性UPさせ、写真中央Cタイプの背板(横板)も長くしました。
写真右のEタイプは幅を広げず下に横板(畳擦り)を取り付けました。
どれも通常の使用では問題が無いのですが、座面に乗ったり、ふざけて椅子を傾けたりした時に転倒の恐れがある為の対処です。
もし現在お使いの子供椅子(当工房製)で安定性にご不満のお客様がおりましたらご連絡下さい。強度、安定性UPの加工を無料にて行います(送料のみご負担下さい)。
※ 2005年製作以降の子供椅子には座面裏にウィステリアロゴの焼印が押してあります。焼印有りの製品は対策済みです。
シンプルなテーブル 2006年1月
本年1作目のテーブルです。サイズはW1200×D700×H680で4人用(小さめ)のダイニングテーブルです。材料はミズナラで天板の塗装はウレタン仕上げとなっております。ウレタンと言っても半艶の塗料を極薄く塗っているので防水性が高く、風合いはオイル仕上げに近い塗装です。
デザインはお客様から“お任せ”でご依頼を頂いたので「これ以上ない」と言うくらいシンプルなデザインで、ちょっとシェカー家具を意識してみました。 構造は吸い付き桟(反り止め)を省いた為簡単になり安価に製作できました。
このように過度に主張しないテーブルって好きなんですよね〜。製作者の個性は感じられませんがすっとお客様の部屋になじんで永く飽きられずに使って頂けそうに思うからです。
昨年のカウント 2006年1月
昨年最初の目標はHPの年間カウント数10,000以上を目指していたのですが、ネタ切れ、気力不足状態で更新をサボっていたら4,200位しか伸びませんでした。一昨年までは毎年平均7,000位だったのですが・・・。
今年の目標はカウント数ではなくHPの内容の充実を目指したいと思っています。
それでは本年も宜しくお願い致します。