TOP


ウィステリアNEWS 2011

持ち込み材の加工    2011年10月

 先日製作したツゲ材でのディスプレイ用品です。
某島産の材で、島の環境教育の展示品に使うために依頼されたのです。

「手持ちの数枚の板と半割りの小径木を一部に使って作れないか?」と言うお話を伺い、工房にご持参頂き話し合い3点の製作をしました。
手前左がCD、DVDスタンド 右がブックエンド 奥が額です。

 この製作も持ち込み材であり小径木なので、どの部分を使うか、かなり悩みました。 たぶん悩んでいる時間の方が加工より長かったんじゃないかなぁ〜〜。 で、何とかデザインを考え作ろうとしましたが、耳付き(皮付き)の材木の特徴をそのまま活かすので、基準面と言って定盤にあてる所がないので加工は困難しました。おまけに堅く緻密な材なので、無理な加工は危険が伴ないます。 その為に途中にデザインを変更して、完成までもってゆきました。
写真で見ればシンプルで、なんってことのない小物ですが、いろいろと考えて作られているのですよ。




座繰り    
2011年10月

 
右写真はロッキングチェアーの座板です。

板座面の椅子の場合は座り心地を考えて座を掘り込むのですが、材料の堅さによって労力がまるで違ってきます。ナラとタモでは比重は若干の違いですが座を削るとなると2倍くらいの時間が掛かるのです。刃物の研ぎの回数も倍は掛かるし鉋の台は磨り減るし・・・。
今回はタモ材でしたので楽に加工が済みました。

最初の頃の座繰りは『自分の形』が決まってなく、探りながら削っていたのですが、だんだん慣れてくるとコツがわかるし最終形がイメージ出来ているので早く済みます。早いと言っても3時間以上は掛かるのですが・・・(汗)

私の場合は最初に外周を綺麗に仕上げる為にルーターマシンで習い加工をしてから専用のビット(刃物)で荒彫りし、手鉋で平滑にし、サンダーで整える。 そんな手順でやってます。





柿の木
    
2011年9月

 展示会後すぐに取り掛かった仕事ですが、ここ数年多く手がけている庭木を使っての家具製作です。
家具と言うよりクラフト、小木工品ですね。

お客様のお庭に植えていた柿の木を伐採したので、それで何か作って欲しいと言うのがご希望で、昨冬に工房にお持ち頂き、当工房の機械で製材して乾燥していました。

一番根元の太い部分でも直径で30cm程度の小径木だったので、どうなるか?不安でしたが乾燥による割れや曲がり、反りのロスも少なくご希望通りの数が出来、安堵しております。

今振り返ると、かなり楽観的な見通しでお客様に提案していたので、冷や汗を流しながら乾燥の推移を見守りそして製作に入りました。

代替のきかない持ち込み材の製作は、じっくりと時間を掛け慎重に慎重に作業するので利益はゼロかマイナスか(汗) でも1から手掛けて完成まで持っていくプロセスが楽しいのです。





展示会終了
    2011年9月

 
新宿島屋での一週間の展示会が終わりました。

今回はスペースの都合で小物中心の展示販売でした。

当工房、屋号の示す通り家具の製作が主で小木工品は少なく苦手意識があったのですが、せっかくの機会なので頑張って数点の商品開発をして挑みました。

結果は・・・ 予想と目標に届きませんでしたが、手応えと次へのヒントを得られました。

 新作家具の7段チェストの方は 目論見通り、多種の材木を使いカラフルで目を惹き興味を抱いてくれたのでしょう 多くの質問を頂いたし、前を通る数多くの人が天板を撫ぜて引き出しの開閉をしてくれたのが嬉しかったですねぇ〜。

今回も案内状を差し上げた多くのお客様に御越し頂き感謝感謝です。ありがとうございました。

その展示会期間、ず〜〜っと仕事仕事の日々だったので、たまには外食もって気分になり毎夜毎夜居酒屋やイタリアンの店で食事とお酒を楽しんでいました。 こんな優雅と言うかリラックスした展示会Weekは初めてでした♪





展示会のお知らせ
    2011年8月

次の展示会は2011年8月24日(水)〜30日(火) 新宿島屋 です。

10階 ギャラリー暮らしの工芸

木と暮らし  藤本充郎 木工展

 今回も新宿島屋の10階 エレベーター前のスペースで展示即売会を開催いたします。
大型家具は少なく小物、クラフト製品中心の展示会ですが、家具のご注文もお受け致します。
また、新作もお見せ出来ると思いますので、是非お越し下さい。

右写真はDM用の写真の原版です。引き出しの材木は上からメープル、カバ、タモ、欅、ニレ埋もれ木、チェリー、ウォールナット となっており、天然の材木の色を楽しめます。そして前面は緩いRを描き、軟らかい雰囲気のチェストとなっています。





お知らせ     2011年7月

 工房の警備担当としてB−WOOD からウィステリアまで14年間にわたって働いてくれたウッディ君が7月17日午前4:28に他界致しました。

私が職業訓練校を卒業した直後から14年間一緒に過ごしてきた仲間でした。

最初は、ただ大型犬が飼いたいと言う憧れで始まった奴と生活でしたが、様々な事がありました。

語るに尽くせない思い・・・・。

ちょっと寂しくなった工房ですが、皆様お近くに御用事の際はお立ち寄り下さい。




展示会のお知らせ    2011年4月

次の展示会は2011年5月25日(水)〜30日(月) 糸屋ギャラリーです。

ウィステリア家具工房 藤本充郎 木工家具展

〜触れて感じる優しい無垢の木工家具達〜


ギャラリー糸屋
〒190-0165 東京都あきる野市小中野167
TEL 042-595-1790(期間中直通)
TEL 042-596-0129(茶房糸屋)

炭火・山菜料理の黒茶屋さんの系列で敷地内です。黒茶屋さんは食事も美味しく雰囲気のあるお店です。茶房糸屋さんは和風の内装が落ち着いた雰囲気で好評です。両店共に是非展示会と合わせてお越し頂ければと思います。
※土日は混むのでお食事には予約が必要です。


黒茶屋ホームページ
 http://www.kurochaya.net/

 


持ち込み材の加工    2011年5月

 最近、なぜか? HPをご覧になり持ち込み材の加工の依頼の御連絡が多数入ってきております。
椅子の高さが合わない、キャビネットやベットの脚が高すぎる等々の問題で脚部を切りたい、趣味の道具の木部加工や箱の製作などなど、様々なご相談を頂きます。 『仕事』のページでも書いていますが、そんな木工作のお手伝いもやっています。 
一般の方は普通道具がなく、あるのは古い鋸くらいですが手工具を上手に使いこなせないので椅子の脚を切る事も容易じゃなく、そんな作業をやってくれる所がないのが実情の様でお困りの方が沢山居るようですね。

当工房では、簡単な切断程度の加工なら“無料”と言いたい所ですが、それでは意味がないのでボランティア貯金箱↓にコインを入れてもらっています。

複雑な加工の場合は1時間/3,000円程度の作業工賃をお願します。

この作業工賃は果たして高いか安いか??? 技術・ノウハウ等の人件費+機械設備、スペースそれに安全や廃棄物・粉塵の心配も無用な点をご考慮すれば・・・。

まずはメールにて御連絡下さい。 基本的には工房に御越し頂き現物をみてご相談の上加工致します。 重量物等の場合は宅急便にて発送して加工することもできます。





ボランティア貯金箱    2011年3月

 
今回のNEWSはまずお詫びから。
森林・環境保護を目的にした貯金箱を工房に設置し、簡単な工作のお手伝いや修理を依頼され、料金を頂くほどの仕事じゃないなぁ〜って思ったときにお客様に“お気持ち”を入れてもらっていた貯金箱があるのですが、今回は私の一存で義援金に変えさせてもらいました。

ご協力頂きました皆様申し訳ありませんがご理解下さい。

貯金箱の金額は 3,170円 +16,830円ウィステリア家具工房が足し、3月18日に中央共同募金会東北関東大震災義援金に払込みしました。

ほんの心ばかりの義援金で申し訳ないのですが・・・。
被災地の皆様の健康と復興を心よりお祈り申し上げます。




展示会中止のお知らせ
    2011年3月

3月14日(月)主催・ギャラリー側から展示会中止の連絡が入りました。

 皆様ご存知の様に11日に起きました東日本巨大地震による電力不足が関東まで及び、輪番停電も実施される状況になってきました。 今回は作品展ではありますが生体を扱うと言う特殊な物も含まれ電気が止まると、最悪の場合“死去や“枯死”の恐れがあります。 展示会場では充分な対策が取れない事が予想されます。
その為、仕方なく中止という判断を致しました。

直前の発表で告知が充分ではなくご迷惑をお掛けする事もあるかと思いますがご理解とご容赦をお願い致します。

私も今年初めより準備をしてきましたので残念で仕方がありません。

そして、皆様には大変申し訳なく、心よりお詫びを致します。すいません。

最後に地震とそれに伴なう津波で被災され、行方不明の方の多くが助かるように・・・。




展示会のお知らせ
   2011年2月

2011年 3月18日(金)〜23日(水) ギャラリー彦 12:00〜19:00 

  『 創 』 り 『 使 』 う
  〜テラリウムと手作り家具展〜

参加 アテラリサーチ、ウイステリア家具工房、Feed On他


ギャラリー彦
〒167-0054 杉並区松庵3-37-21
TEL/FAX 03-3335-3531
詳細はHPを↓

http://galleryhiko.com
JR西荻窪駅南口より仲通商店街を経て徒歩3分

潟AテラリサーチのHP    Feed OnのHP

その次の展示会は2011年5月25日(水)〜30日(月) 糸屋ギャラリー

東京都あきる野市小中野167(茶房糸屋2階)
黒茶屋の隣です。

ウィステリア家具工房の個展となります。





試作   2011年2月
 
 
春の展示会に向けて試作をしています。
年明けに決まった合同展示会で、アクアテラリウム・アクアリウムそして家具、絵画等の展示会です。

知人を介してお話を頂き、参加する事になりました。
3ヶ月弱しか準備期間がないので家具の新作はわずかですがコラボ作品は数点出します。

その中でちょっと試したい事があったので今回形にしてみました。
写真左 なんですが、クランプで圧着しているのは照明のアーム部分です。
ADA(Do!aqua)と言うメーカーで販売されているプラントグラスオーバル25(水槽名) に合わせ丸い台を作り、それとセットになった照明です。電気部品とネジ以外は全部木です。

丸3本脚の台の方はスツールで数多く作っている形と技術なので問題なかったのですが照明のアーム部分はちょっと難しかった。
1枚3mmの薄板を5枚張り合わせ、Rの型板に沿わせ曲げた物です。
接着剤の選択や位置決めで2度失敗しましたが3度目の正直で完成しました。

その前に照明器具や電気部品の選択にも迷い、とりあえず何種類もの部品を買い込み、痛い出費を重ねて来ていたので、完成時は安堵と喜びに独り工房でニヤけていました(笑)

写真右に
試作写真を載せますが水槽もレイアウトすると見違えるほどGoodになります!! 是非展示会にお越し頂き実物を見て下さい。

趣味で始めたアクアリウム、熱帯魚が商売になるかも!!と言う新しい試み。どうなるか楽しみです。

  【
Wikipedia より】

アクアリウムとは・・・水生生物の飼育設備を指す。水族館のような大型施設から小規模の個人的設備までの全体にまたがる概念である


アクアテラリウムとは・・・アクアテラリウムとはひとつの飼育槽の中に水中部分と陸地部分が混在している動植物の飼育スタイルである。水陸混在ということでアクアリウムとテラリウムを合体した造語である。主に淡水の水辺を再現したものが多い






明けましておめでとうございます。
    2011年1月

 このホームページを開設してから10年、これまではHPの諸費用が無料でしたが昨年11月から有料になりました。
それに伴いサーバー名等々の設定変更が必要との連絡が入ってきたのですが、どうも取説本を開き設定変更するのが面倒で更新をサボっていました。
PCの基本が理解出来てないアナログ人間なので設定をミスったら2度と接続できないんじゃない???って不安があったので・・・(汗) 
そして、どうしても今年のNEWSを作らなきゃいけなくなり、仕方なく設定の変更をしたら案の定1回目は接続不可能。
次に『注意書き』をよ〜く読んでIDやパスワードを入力したら何とか接続でき更新可能となりました。

そのため、URLが変更になりました。 http://wis1999.web.infoseek.co.jp/ です。

でも、旧から新にはリダイレクト(自動転送)されるのでご安心を (でもいつリダイレクトが終わるかは不明です)

それと、今年は久々に展示会を開きます。
個展としては4年半ぶり。場所は前回と同じあきる野市の奥、武蔵五日市の『糸屋』ギャラリー。
日時は2011年5月25日(水)〜30日(月)です。

定番作品や新作も多数開発してお見せしたいと思っています。是非お越し下さい。